子宮筋腫の腹腔鏡手術は、多くの女性にとって大きな出来事です。手術前の準備や持ち物のリストは病院から提供されますが、実際に手術を経験した人のアドバイスは非常に貴重です。今回は、私自身が子宮筋腫の腹腔鏡手術を経験した際に、本当に役立った持ち物と、持っていって後悔したものについてシェアします。これから手術を受ける方々の参考になれば幸いです。
基本の持ち物リスト
まずは、病院から提供される「入院のしおり」に記載されている基本の持ち物を確認しましょう。
- 下着
- パジャマ
- 洗面道具
- タオル
- ナプキン
これらは基本的な持ち物ですが、次に実際に手術を受けた私からの具体的なアドバイスを紹介します。
下着
術後は出血があるため、生理用のショーツが安心です。特にサイズは大きめのものや、使い古してゴムが緩めのものがおすすめです。新品のショーツは傷口に当たることがあり、人によっては痛みを感じることもあります。さらに、カップ付きのキャミソールも持っていくと便利です。
パジャマ
私はユニクロの普通のパジャマを持っていきましたが、手術後の状況を考えるとワンピースタイプが非常に便利でした。手術直後は手術衣、次の日は病院のパジャマを着ていましたが、どちらもワンピースタイプで前開きでした。普通のパジャマの場合、ズボンのゴムがちょうどおへその位置に当たるため、術後は常に腰パン状態で過ごすことになりました。看護師さんに傷口を見せることも多いため、ワンピースタイプはかなり便利です。
ナプキン
術後の出血量は人によって異なるため、昼用と夜用のナプキンを準備することをおすすめします。私は術後出血があり、夜用のナプキンを使用しました。また日中もしんどくて寝て過ごすことが多いため、夜用があると安心です。いろいろな種類を多めに準備するのが良いでしょう。
あると便利だった持ち物
次に、持っていって便利だったもの、助かったものを紹介します。
- ストロー付きコップ
- リップクリーム
- スマホスタンド（スマホリング）
ストロー付きコップ
これは病院からもらった入院案内にも記載があったのですが、絶対に必要です。術後起き上がることができない状態でも水分を取ることができるため、非常に便利です。寝ているときにも手が届く場所に置いておけば水分補給ができます。私はダイソーで買ったストローがさせるコップと使い捨てのストローを持っていきました。ペットボトルにさせるストローでも便利だと思いますので、ぜひ準備してください。
リップクリーム
術後の唇の乾燥が非常に気になるため、リップクリームは必須です。私はメンソレータムリップを持っていきましたが、どのブランドでも構いませんので、しっかり保湿できるものを持っていくと良いでしょう。
スマホスタンド
術後は起き上がる元気がなかったため、スマホを置いた状態で動画などを見ることができると楽ちんです。私はスマホリング付きのiPhoneを使って机に置いてベッドに寝転んで動画を見ていました。iPadなどを持っていく方も、自立型のケースやスタンドがあると便利です。
いらなかった持ち物
私が入院した病院は総合病院ではなく、婦人科併設の産婦人科だったためお店などがありませんでした。そのため、気分転換のためにお菓子をたくさん持っていったのですが、ほとんど食べませんでした。
その理由としては、手術前と手術直後は絶食になること、そして病院では1日3食しっかりと決まった時間に食事が提供され、量も多いため空腹になることがなかったためです。また、腹腔鏡手術では手術後にお腹にガスが溜まって張ることもあり、お菓子を食べる余裕がありませんでした。
持っていけばよかったもの
入院中に「持ってくればよかった」と後悔したものがいくつかあります。
まず、ドライシャンプーです。術後すぐはシャワーができないため、ドライシャンプーがあるとさっぱりできます。
また、お菓子はあまり食べませんでしたが、少し糖分が欲しいと感じることがあり、スポーツドリンクやジュースが飲みたくなることがありました。
最後に、S字フックです。手術後は動くときに傷口が痛むため、ベッド周りに必要なものを引っ掛けておけると便利です。S字フックと袋やかごを用意しておけば、必要なものをまとめて管理できます。
まとめ
子宮筋腫の腹腔鏡手術での入院は、辛い経験ではありますが、事前の準備によってより快適に過ごすことができます。
病院から提供される持ち物リストを基本とし、下着やパジャマ、ナプキンは経験者のアドバイスを参考に準備しましょう。また、ストロー付きコップやリップクリーム、スマホスタンドなどのちょっとした工夫が、入院生活を快適にしてくれます。
一方で、お菓子などの嗜好品は必要以上に持参しなくても大丈夫です。その分、ドライシャンプーやS字フックなど、実用的なものを持参するのがおすすめです。
