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エクソソーム点滴ってガンになる?危険性やデメリットはある?

エクソソームには細胞間の情報伝達に重要な役割を持つとされており、細胞の若返りに関与する可能性があると考えられています。

このエクソソームは細胞が出す粒状の物質で、手紙やメールのように別の細胞とのコミュニケーションに用いられます。

内部には「〇〇しなさい」という情報が入ったメッセージ物質・RNA(リボ核酸)を含み、受け取った細胞は指示にその従うことになります。

 

エクソソーム点滴の効果

若返りで扱っているエクソソームは、細胞に「活性化しなさい」という指示を与えます。

永久歯に生え変わる子どもの歯髄(しずい)や新生児のさい帯(さい帯)から取った幹細胞がベースで、培養して必要な成分のみを抽出しています。

歯髄によって作られたエクソソームは、別の幹細胞に「活性化しなさい!」と応援メッセージを送る働きがあます。

点滴によって全身の老化した細胞を刺激して活性化し、新陳代謝を促して若返りを目指します。

これにより細胞内の老廃物を排出する機能や、細胞の再生・修復を促す機能があるとされています。

 

最近の研究でも、エクソソームが幹細胞の機能を改善することが示唆されており、幹細胞を活性化させることによって、細胞レベルの若返りや修復が促進される可能性があると考えられています。

以上のように、エクソソームが細胞の若返りに関与する可能性があるとされていますが、まだ解明されていない点も多いため、危険性も存在します。

 

エクソソーム点滴の危険性

過剰な免疫反応:

エクソソーム点滴によって、過剰な免疫反応が引き起こされる可能性があります。免疫系の過剰反応によって、体内に炎症が生じることがあります。これは、エクソソームが免疫系を刺激し、過剰な反応を引き起こすことがあるためです。

治療法の未熟さ:

エクソソーム点滴は、まだ研究段階にある治療法であり、治療の未熟さによって、患者に悪影響を与えることがあります。

また、エクソソーム点滴が現在の医療保険制度の範囲内で治療費を補償している場合が限られているため、治療費が高くつくこともデメリットの一つです。

人体への影響:

エクソソーム点滴に使用されるエクソソームがどのような影響を人体に与えるかは、まだ完全には明らかになっていません。

一部の専門家は、エクソソームが癌(ガン)や感染症を引き起こす可能性があると指摘していますが、逆に細胞の若返りでガンの抑制になるという見解もあります。そのため、ガンなどの免疫療法分野でも注目されている再生医療の一つです。 

 

以上が、エクソソーム点滴に関するいくつかの危険性です。

実際に海外では治療に使われているエクソソームもあるので、信頼できるクリニックで治療を受けることが重要です。

 

デメリット

エクソソーム点滴の最大のデメリットとしては、エクソソーム点滴は自費診療となるため1回あたり5〜10万円と費用が高めということです。

また、1回でも効果を実感できることがほとんどですが、効果を維持するためには継続的に通う必要があります。

 

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